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観客賞受賞作品発表!
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017の長編部門、短編部門、アニメーション部門の各観客賞受賞作品が決定しました!
審査員による賞の授与とは別に発表される本賞は、来場されたお客様ひとりひとりによる人気投票の集計結果となっており、観客賞を受賞した作品は、もっとも観客の皆さまの支持を集めた作品ともいえる結果となっています。受賞結果は以下の通りです。投票にご協力いただいた皆さまありがとうございました!
長編部門 観客賞受賞作品
『三尺魂』
<2017年/日本/93分>
監督:加藤悦生
出演:村上穂乃佳、木ノ本嶺浩、辻しのぶ、津田寛治
©三尺魂2017
★SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017長編部門SKIPシティアワード受賞
【加藤悦生監督受賞コメント】
僕らが映画を創るうえで心に留めているのは“誰のための映画なのか”です。楽しければいい、笑えればいい、というのでは制作者の利己的映画になってしまいます。『三尺魂』は観ていただく誰かのために、スタッフ全員が慎重に丁寧に創った作品です。このような賞をいただき、評価をいただけたことは、僕らの思いが観ていただいた皆さんに伝わったのだと実感できますので喜びもひとしおです。ありがとうございました。
短編部門 観客賞受賞作品
『born、bone、墓音。』
<2016年/日本/20分>
監督:ゴリ
出演:ゴリ、佐藤仁美、山城智二、古謝美佐子、具志堅あずさ、伊波雅美、福田加奈子、けんたくん
©沖縄県
【ゴリ監督受賞コメント】
粟国島の風習が取らせてくれた賞だと思います。僕自身もこの映画を撮るまで洗骨の存在は知りませんでした。祖先を丁寧に見送る風習は神秘に満ちています。島のおばあちゃんたちが伝えてくれた詳しい洗骨の話も脚本を充実させましたし、島の若者たちの無償の協力も現場を活気付かせました。短期間の撮影で、焦りの気持ちが出て来た時も、現場のスタッフが明るく作業する事で気持ちも楽になり、役者陣も楽しそうに演じてくれたので、クランクアップは清々しいものでした。みんなの気持ちと島の歴史が詰まった作品を観て喜んで頂けた事が何よりのご褒美です。
アニメーション部門 観客賞受賞作品
『ももちゃんのねこ』
<2016年/日本/10分>
監督:今林由佳
© Shogakukan Inc.2016 All rights reserved.
【今林由佳監督受賞コメント】
観客賞大変嬉しいです! 『ももちゃんのねこ』は、「親子が『生命』というテーマについて語り合うきっかけになるような映像が作りたい」という想いから生まれた作品なので、お子さんたちも多く来場される本映画祭にて上映され、多くの方に観ていただけたこと非常に嬉しく感謝しております。ほかのノミネート作品からも、多くの刺激を受けましたし、この経験を糧に次の作品づくりに励みたいと思います。最後に、このアニメーションを実現させていただいた、プロデューサーの菊池さん、原案・監修のわだことみ先生に感謝申し上げます。